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ニキビ跡って消えるの? シミ(色素沈着)どうすればいいの?

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炎症後色素沈着の茶色いニキビ跡って何?

ニキビやケガ、火傷、虫刺されをした部位に炎症が起きると、メラノサイトが活性化し、メラニンが過剰に生成されます。炎症が長く続くと、過剰に生成されたメラニンが色素沈着となります。メラニンの色素沈着が原因でできる茶色いシミや斑点のニキビ跡は「炎症後色素沈着」と呼ばれます。茶色いニキビ跡のシミは一時的なもので、新陳代謝(ターンオーバー)によって徐々に薄くなっていきます。

炎症後色素沈着があるときは、刺激の強い洗顔料、ピーリングなどの皮膚を刺激する可能性があるものを避けることが重要です。またニキビを潰したり、触ったりすることも、炎症や色素沈着をさらに進行させる可能性があるので避けた方がよいでしょう。

炎症後色素沈着を薄くするための治療法はたくさんあります。ハイドロキノン、トレチノイン、ケミカルピーリングなどです。どの方法が自分に合っているか、必ず皮膚科医に相談しましょう。

色素沈着してしまったニキビ跡(シミ)のセルフケアの方法は?

ニキビ跡のシミは炎症によってできたメラニン色素が、肌の新陳代謝(ターンオーバー)の遅れによってメラニン色素がうまく排出されず、肌にメラニン色素が蓄積された状態です。

シミを時間をかけてでもセルフケアで目立たなくしていきたいと思う方は多くいます。ニキビ跡のシミ(色素沈着)は肌のターンオーバーを促進していけば徐々に薄くなっていくことはできます。

そのためは、新たなメラニン色素の生成を抑え、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促して蓄積したメラニン色素を排出させることが、ニキビ跡のシミ(色素沈着)の改善につながります。

ビタミンCでスキンケア

まずは洗顔や保湿といった基本的なことをしっかり行うことが大事です。メラニン色素の生成を抑えるビタミンCの内服薬も効果的です。また、ハイドロキノンが含まれる軟膏は皮膚の色素細胞からのメラニン生成を抑えます。レチノイン酸軟膏は皮膚のターンオーバーを促進し、メラニン色素の排出を促すことができます。

バランスのよい食事

肌をつくるたんぱく質や、健康な肌に欠かせないビタミンやミネラルを十分に含んだ食生活を心がけることも大切です。皮脂分泌をコントロールするとされるビタミンB2、B6、肌のバリア機能の低下を防ぐビタミンC、血流を良くして肌荒れの解消をサポートするビタミンEなどが挙げられます。

適度な運動

運動は心身の健康を維持し、ターンオーバーを高めると言われています。運動による発汗は、肌の水分量を増やし、角質を柔らかくし、毛穴に詰まった皮脂や老廃物の排泄を助ける効果が期待できます。

十分な睡眠

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌を健やかに保つことが知られています。栄養バランスのとれた食事と適度な運動、そして十分な睡眠をとることが大切です。


色素沈着の深さや強さにもよりますが、これらを続けていれば、徐々に色素沈着が薄くなっていくことが期待されます。ただし、色素沈着とクレーターの両方がある場合や、できるだけ早く色素沈着を目立たなくしたい場合は、皮膚科や美容皮膚科などの医療機関で専門的な治療が効果があります。

ニキビ跡のシミ(色素沈着)はどのくらいの期間で消えるの?

ニキビ跡による色素沈着は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)によってメラニンが排出されるため、いずれは自然に治ります。しかし、その期間は表皮層の色素沈着と真皮層の色素沈着とでは大きく異なります。

表皮にできたシミ(色素沈着)

皮膚の一番外側にある表皮は、約28日でターンオーバーによって入れ替わります。この周期は、加齢や生活習慣によって長くなる傾向があります。表皮のニキビ跡の色素沈着は、ターンオーバーの周期にもよりますが、およそ1~数ヶ月で徐々に消えていきます。

真皮層にできたシミ(色素沈着)

ニキビが悪化して表皮よりも深い真皮までダメージを受け、色素沈着を起こした場合、自然治癒するまでに数カ月~数年かかることがあります。真皮層のターンオーバー周期は4~5年と言われているためです。この周期も加齢とともに長くなるため、場合によっては治るまでにさらに数年かかることもあります。

ニキビ跡のシミは市販薬で治せるのか?

色素沈着タイプのニキビ跡は、メラニンが大量に発生した茶色のシミです。ニキビの炎症は治まったものの、放っておくとシミになる可能性があるので、早めに美白化粧品を中心にケアする必要があります。
また、このタイミングで紫外線を浴びるとシミとして定着しやすいので、しっかりとUVケアをすることが大切です。

ニキビ跡によるシミの場合は、メラニンの生成を抑えるようなアスコルビン酸(ビタミンC)、トラネキサム酸、ナイアシンアミドなどの美白成分を配合した化粧品を取り入れると効果的です。

まとめ

ニキビ跡のうち茶色のシミ(色素沈着)は、市販の薬で目立たなくできる場合があります。ただし年齢によっては自然治癒するのに数年かかる場合があります。基本的に市販薬や美白化粧品にはハッキリとした効果はないので、セルフケアだけでニキビ跡を治すことは難しいです。
確実にニキビ跡を消したい場合は、皮膚科や美容皮膚科での治療をおすすめします。