アートメイクにはリスクがあります。
アートメイクとは、皮膚に針を用いて染色することでメイクをしたような素顔になれる技術で、メイクをする手間が省けたり、水にぬれても落ちないことから好んで施術を受ける人が増加しています。
最近では、芸能人がアートメイクをしていると話題に上がることもふえてきました。
眉を施術するアイブロウが特に人気ですが、他にもアイライナーを引いたり、ヘアラインを書き込むもの、リップを血色よくする施術などがあります。
ただし、施術には副作用のリスクもありますので、それを十分に理解した上で施術を決めることが大切です。
アートメイクは医療行為
アートメイクはメディカルアートメイクとも言い、医療資格がないと施術することができません。無資格で施術を行うと違法になります。
それだけ注意が必要な施術であることを理解して受けることが重要です。
アートメイクと刺青(イレズミ)は違います
アートメイクとは、刺青とは異なる方法で皮膚の浅い所に色素を埋め込みます。
真皮まで染色する入れ墨と違い表皮から0.02㎜から0.03mmの部分に着色するアートメイクは、1回の施術では色が入りにくく、間を開けて2、3回染色をすることが普通です。刺青は一度入れたら消えませんが、アートメイクは2~3か月間の自然な新陳代謝で徐々に薄くなっていき、2年から3年ほどで徐々に薄くなっていきます。
さらに、アートメイクを施術する場合は麻酔を施すことが多く、痛みも比較的少ないです。刺青よりもアートメイクが良い点として、温泉やレジャー施設に入れるということがあります。刺青が入っている人を断る温泉施設などは多いですが、アートメイクは一見メイクと同じように見えるため、周囲の目を気にせず楽しむことができます。
アートメイクには手彫りと機械掘り(マシン彫り)があります
手彫りと機械彫り(マシン彫り)があり、特に眉毛をアートメイクする場合は手彫りのほうがより自然に仕上がります。
機械彫りのほうが正確性がありますが、手彫りも機械彫りも、腕のいい施術者を見つけることが大切です。
アートメイクのデメリットとは?副作用って?
アレルギー反応がでることもある
アートメイクの副作用として懸念すべきことの一つに、アレルギー反応(体内に取り込んだ物に対して、体が異物と判断したことにより起こる拒絶反応)があります。
アレルギーと聞くと、卵やソバなどの食物に関するものを思い浮かべる人も多いかと思いますが、施術に使用する染料に反応してアレルギー症状を引き起こす可能性も十分に考えられます。肌が荒れたり、できものが出来るなど部分的な反応が多いようですが、特に二回目以降はアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。
アナフィラキシーとは呼吸困難(呼吸促迫)や失神、意識不明などの症状を起こす重度なアレルギー反応で、命に危険が及ぶ可能性もゼロではありません。
特に、普段から肌が弱い、アトピーや慢性蕁麻疹等の症状がありアレルギーに対して懸念がある方は、専門家に相談して施術可能かどうかをしっかりと検討すること、また施術を決めた場合はパッチテストを行って耐性を確認するとともに、万が一に備えて医療設備が整った施設で施術を受けることをおすすめします。
アートメイクできをつける副作用とは
その他の副作用やリスクについても把握しておきましょう。
アートメイクで検索すると、副作用や思ったより痛かった、結果が望む形にならなかったという体験談も記載されていることがあります。
例えば体質によって、傷跡がケロイド状になる方もいます。
ケロイド防止の傷跡テープもありますが、効果の程も体質によるところが大きいようです。
女性が帝王切開で出産した後、傷跡テープを処方される場合がありますが、それをしっかりと貼って術後を過ごしたとしても傷跡ミミズ腫れのように太く盛り上がってしまい、残ってしまったという人もいました。
アートメイクの場合は、服で隠せる範囲ではなく顔にケロイドが残ってしまうことになりますので、体質的にケロイドになりやすい人の施術は断っている施設もあるようです。
また、肌を傷つけてインクを入れる技術なので、出血したり、化膿してしまう場合もあります。
乾燥しないようにワセリンで保護したり、オロナインやゲンタシンなど殺菌作用のあるクリームで予防することも重要です。
せっかく施術をしても同時に傷が残ってしまっては人に顔を見られることが苦痛になりかねません。
ご自身の体質を理解した上で検討しましょう。
アートメイクで失敗した場合が?消せるのか?
体質やリスクの問題をクリアして希望通りのデザインで施術が出来たとしても、仕上がりが自分のイメージと違ったり、数年経ってメイクの流行が変わってしまい、違うメイクにしたくなることも十分にあり得ます。
アートメイク後はMRI検査ができない?
さらに、アートメイクに使用されているインクは金属を含む場合が多く、MRI検査を受けるときに危険性からできなくなることもあります。
刺青もそうですが、アートメイクに使用するインクにも金属を含む染料があります。金属を含んでいると、MRIを受けることが出来ない場合があるので、施術者に確認して金属を含まないインクを選びます。磁場と電気に染料の中の金属が反応して火傷を起こす可能性があるのです。
刺青(タトゥー)やアートメイクに使われるインクには、酸化鉄という金属材料が使われています。 MRIは、非常に大きくて強力な磁場をもつ装置。 撮影する際に、インクに含まれている酸化鉄に反応することによって「ラジオ波の発熱によるやけど」を引き起こす可能性があると言われています。
引用元:アートメイクでMRI検査ができなくなる?!その噂、本当ですか?
肝臓など、内臓に疾患がある、また今後なる可能性は十分あります。今後MRIが必要になる可能性も考えておくといいかもしれません。
金属含有量の低いインクもあるようなので、医師と十分に話し合うことをおすすめします。とはいえ、失敗したと思っても、一度アートメイクをしてしまうと簡単に取ることは出来ません。
それがメリットでもあり、デメリットでもあるということを理解しておかなければなりません。
アートメイクを消したい時
どうしてもアートメイクを消したくなった場合、一般的にはレーザーによる治療が行われます。一度の治療ではなかなか難しいので、複数回治療を受けることで徐々に薄くなっていくという形で除去をしていきます。刺青と比べて皮膚の薄い部分に針で色素を入れているので、刺青よりは消しやすいと言われています。
しかし使用した染料の成分や施術方法などによっては100%キレイに消すことが難しく部分的に残ってしまうこともあります。染料の種類や成分、施術方法については依頼した施設がきちんと把握しているはずですので、それらを確認のうえキレイに消す方法を相談しましょう。ただ、複数回のレーザー治療にはそれなりの費用がかかりますし、皮膚にとっても大きな負担となります。
アートメイクの施術同様に、アレルギーや傷跡が残ってしまうという副作用があった事例も報告されています。
つまり、除去をするにも大きなリスクがあるということまで理解した上で、本当にアートメイクをするのかどうかよく検討する必要があると思います。
アートメイクのリスクが心配な方におすすめのクリニック
CALIN CLINIC(カランクリニック)
・眉に特化したアートメイククリニック
「カランクリニック」は2022年6月に新設された眉に特化したアートメイククリニックです。
黄金比を基に骨格・表情・表情筋などに合わせ、似合うデザインをご提案してくれます。
また肌診断を行い、カラーにもこだわりを持っていて、まるで本物のような眉を手に入れることができ、素顔に自信が持てるようなれます!
Medicalbrows(メディカルブロー)メンズ
・男性専門のメンズブロー六本木院
男性の身だしなみとして、眉毛のお手入れをすることが一般的になってきました。アートメイクは、眉毛にコンプレックスを持っている人や、眉毛のお手入れの時間を短縮したい人の救世主的存在です。眉毛が薄い人には目力が増して意志が強い印象になる、髭やヘアスタイルとのバランスが取れてイケメンに見える、ジムやゴルフなどのスポーツの際に、汗をかいてもしかりした眉で好印象になるなど、顔の印象を大きく左右するパーツである眉をきれいに整えることで第一印象を良くすることができるため、営業や接客のお仕事をされている方、商談など人と会う機会の多いビジネスマンの方にも人気の施術です。
・男性らしさを引き立てる眉アートメイク
メディカルブローでは、頼もしい印象を与える男性的な眉から、優しい印象を与える中性的な眉まで、お客様のなりたいイメージに合わせて眉をご提案します。独自の6Dストローク技術で1本1本丁寧に描くので、仕上がりは自然で、理想の眉をキープできます。お手入れの煩わしさがありません。
眉はお顔の印象の約8割を左右すると言われている大切なパーツのひとつです。 男性はお化粧をしないので、眉を変えるだけで洗練された印象に。 また、清潔感、目力、凛々しさが生まれ周りからの好感度がアップ。 似合う眉は、男らしさを引き立てます。
メディカルブローは、モニター募集&駅近で便利で通いやすいので、メンズアートメイクの中でおすすめです。
【男性専門】 メンズブロー六本木院
表参道メディカルクリニック 六本木院
住所:東京都港区六本木6-1-26 天城ビル8F
アクセス:東京メトロ:日比谷線 / 都営地下鉄:大江戸線「六本木」駅3番出口より徒歩30秒
他に東京、神奈川、名古屋、大阪、広島、福岡、京都に直営院が13院、パートナークリニックは5院があります。